作業工程01
制作するデザインを厚紙にて型紙を制作します。
大きさバランスを考え各パーツの型紙を切り抜き準備します。
作業工程02
型紙を革に写し取ります。先の尖った鉄筆やヘラを使用します。
必要なパーツ全てを革に丁寧に写し取ります。
作業工程03
型紙を革に写し取ったら次は写し取った線に沿って全てのパーツを切り出します。
厚手の革は皮庖丁を使用しますが、薄手の革や、細かい切り出しは、革用鋏を使い丁寧に切り出します
作業工程04
切り出した革のパーツのへりを専用ヘラで丹念に擦り、切り口を綺麗に整えます。
この時、コバ専用のクリームを塗るとより、綺麗に仕上がります。
作業工程05
切り口を綺麗に整えたパーツをそれぞれ組み立て縫い付ける位置が決まったら革用接着剤で貼り付けます。
ずれないようにクリップなどで固定すると作業がはかどります。
作業工程06
接着剤が乾いたらいよいよ縫いつけ作業です。ヒシ目打ちで規則正しく縫い穴を開けてから、手縫いします。
手縫いは2本の針に1本の糸丈夫な麻糸に蜜蝋を擦りつけ交差するように縫い上げていきます。縫いはじめと縫い終わりは折り返し縫いをし、丈夫にします
作業工程07
中のパーツを全部縫い終えたら表の龍の和柄を前面接着します。空気が入らないよう全面を圧着します。この時、接着ムラが出ないように注意します。この時点で全体の形、雰囲気はわかります。接着が乾いたら全体をドレッサーで削り整えます。
作業工程08
最後の仕上げ、ダーツケースの縁を仕上げます。
3mmのカンガルーレースでWステッチ編みをするので、レース用の穴を開けます。
3本目打ちを規則正しく木槌で叩いて、穴を開けていきます。
作業工程09
3mmのカンガルーレースでWステッチ編みをケースの縁をぐるりと一周編み上げていきます。
高級感が出て、張り合わせた部分が綺麗に仕上がります。
作業工程10
細部の仕上げをしたら完成です。
フラップの釦付け、コンチョ釦の取り付け、カラピナフック用のホール付け、カラピナフックを取り付けたら完成です。